電気製品を自作するなら知っておきたいはんだごてのこと


はんだという合金を使ってパーツ同士を接合する

電気製品を自作する場合、パソコンは既存のパーツをケーブルでつないだり、ねじで基板に固定したりするだけで済みますが、ラジオなどの場合は基板にコンデンサをつけるというところから作っていかなければならないことがあります。その際、鉛とスズの合金である「はんだ」と、それを溶かすはんだごてを利用して、パーツ同士の金属部分を接合することになります。しかし、選び方や使い方をあまり詳しく知らないという人がほとんどでしょう。

まず、はんだごては大きく分けてニクロムヒーターのものとセラミックヒーターのものがあります。ICチップなどの、ちょっとしたことで壊れてしまう精密部品を用いて電気製品を作るのであれば、絶縁性に優れたセラミックヒーターのはんだごてを使った方がいいでしょう。一方、基板にコンデンサをつける目的ならニクロムヒーターのはんだごてで問題ありません。

はんだの量は多くても少なくてもよくない

はんだをつける際に注意すべきことは、適量をバランスよくきれいに盛るということです。コンデンサの線を基板に通し、はんだをつけたとき、量が多すぎると線の部分にはんだが集中してコンデンサと基板が完全に接着せず、そのまま組み立てると電源ボタンを押しても動かないということがあり得ます。また、少なすぎると、今度は基板にしかはんだがつかず、やはり接着不良で正常な動作が望めません。基板を地面だとすると、そこからはんだを山の形にして線とくっつけるイメージで作業を行うとうまくいくでしょう。

近年のプリント基板設計は複雑化しています。それは6層基板や12層基板など多層化しているからです。その分使用するCADの性能も上がっています。