フリーランスの人は毎月報酬から所得税を引かれるのに、なぜ確定申告が必要?


引かれている所得税はあくまでも一時的に払っている

フリーランスで働き始めた人の中には、なぜクライアントから毎月支払われる報酬の中の一割を所得税として納めているのに、年度末になると税務署に対して確定申告をしなければならないのかと不思議に思う人もいるでしょう。
理由は非常に簡単で、毎月引かれている所得税はあくまでも一時的に納めている税金だからです。フリーランスとして働いている人が、最終的に年間いくらの報酬を得るのか、当然、誰も予測ができません。そのため、所得税を正確に納めるのは無理なのです。したがって、とりあえず収入の中から一割だけ納める形にして、確定申告で正確な税金を算出し、さらに追加で納めるか、あるいは既に納めた税金の中から返金してもらう形を取るのかです。

もし確定申告をしなかったらどうなる?

では、フリーランスの人が確定申告をしなかった場合はどうなるのでしょうか。まず、毎月納めている所得税が結果的に多かったという場合、多く取られた分が戻ってくることはありません。税務署は個人の収入を勝手に計算して、税金を多く取り過ぎていたら返金してあげるというサービスは行っていないからです。あくまでも、納税者が自ら「税金を多く納めたので返してほしい」という申告をしないと還付されない仕組みになっています。
追加で税金を納めないといけない状況で申告しなかったらどうなるのかというと、結果的に脱税ということになります。ただ、いきなり税務署から人がやってきて財産の差し押さえを行うことはありません。しかしながら、何年も確定申告をしない状況が続くと調査が行われ、追加納税を求められる可能性が高いでしょう。

白色申告とは確定申告の方法を指します。青色申告のように特別控除はありませんが、申告方法及び経理業務が簡単なのでスピィーディーに手続きを行うことができます。